クールな幼なじみ(将来の)旦那様は、私にだけ特別甘いようです。

聞いたことのある声がして、振り向くとそこには咲さんの姿があった。


「さ、咲さん……?」

「知ってるんだから、お兄ちゃんとあんたが陰で付き合ってること!!」


ほ、本当どう言うことなの!?


「美都……俺はお前以外のヤツの言葉は大概信じていないが、どうなんだ」

「さっき話そうとしたんだけど……本当に、ただ誤解されてるだけなの」


私だって、なんでそんな勘違いされてるのかわからないよ……!!


「美都、二人でゆっくり話がしたい。来てくれるよな」

「う、うん……」


手を引かれて、生徒会室のさらに奥の部屋に入って行った。


ソファに向き合うように座り、話が始まる。


「それで……どうしたんだ」

「あのね……一緒に、咲さん、皐月さんの妹さんにお弁当を届けに行ったんだ」

「千秋と一緒にか?」

「うん……私の護衛として、離れるのが心配らしくて一緒に行ったの」

「……」


奏くんは、むすっとご機嫌斜めにどんどんなって行った。