クールな幼なじみ(将来の)旦那様は、私にだけ特別甘いようです。

「あ、え、えっと……なんでもないよ?」

「絶対なんかある。言って、俺のことが大事なら」

「っ……」


そんな言い方されたら、大事だから言いたくなくても言っちゃうよ……。


「じ、実はね———」

「会長大変です!花宮様と皐月千秋が、付き合ってるとの噂が———!!!」


私が皐月さんとのことを言おうとした時、なんと生徒会メンバーさんが奏くんにそう伝えたのだ。


「美都と千秋がだと……?」


ものすごく低い声でそう言う奏くんに、焦りが止まらない。


もうちょっと、早く言えばよかった……!!


そうだよ、正直に話しておいた方がこれからに対してもよかったのに……!!

せっかく私のことを奏くんが信頼してくれているのだから、本当……なんでちゃんと言わなかったんだろう……。


いや、言おうとはしていたけど……。


「美都、どう言うことだ?」

「そ、それは誤解で——」

「誤解?とぼけないでよね!」