「悠真、もう終わりっしょ? 時間ある?」
「うん。あるけど……」
「なら良かった。賞味期限があと数分で切れちゃうアイスとフルーツがあったからパフェ作ったの。一緒に食べよう」
そう言った彼の手には小さなパフェを持っていて甘党の彼は嬉しそうで、年上なのに可愛いと思ってしまう。仕事ができるのに可愛いとか本当にギャップ萌えなんですけど。
「食べます!」
私と吏都くんは「お先です〜」と言いながら休憩室に向かった。
「はい、どうぞ」
「ありがと、吏都くん」
そう言って手を合わせると、私はスプーンをアイスに入れて口に含んだ。いちご味の甘酸っぱい味が口いっぱいに広がってとても美味しい。



