「だから、俺の彼女にならない? 俺は兄貴と違って同じ学校だし、そばにいられる」

「お断りしますっ! 私、吏都くんが大好きなので! 先輩とは付き合えません!」


 そうはっきり言って、走って逃げた。
 だけど、なぜか胸がドキドキして心臓がバクバクしてしまっている自分がいて罪悪感でいっぱいだったけどまぁ会うことはないしもう考えないことにした。