うーん……四階にあるし行きにくいというか、それに生徒会ってやっぱり未知の領域だもん。だけど、吏都くんのお願いなんだから行かないと……!

 やる気を出して私は四階まで上がると生徒会室に向かう。生徒会室のドアの前に立ちドアをノックするけど誰もいないのか反応はなかった。
 勇気出してここまで来たのにどうすればいいのか……そもそも学校に来ているのかわからない。


「……あれ、どなた?」


 諦めて帰ろうとした時後ろから声をかけられて振り向くと、女の人がいた。
 もしかしたら生徒会役員かもしれないと思って意を決して東条先輩の居場所を知っているかもしれない。