年上幼なじみに「好き」って言ったら、溺愛が加速しました。




 テーブル席から離れ厨房へ行くと、オーダーを口頭でも伝えた。


「二十四番テーブル様、オーダーです! ミートドリア2(ツー)とセットスープ2、和風とコーンスープ(いち)入りまーす!」

「了解〜! 白ちゃん、三番テーブルさまのパスタセットです。これ伝票持って行ってね」

「はーい」


 伝票と料理を持ち、窓側にあるテーブル席に向かう。そこはテーブル席でカップルらしき男女が座っていた。


「お待たせいたしました! パスタセットのカルボナーラともうひとつパスタセットのペペロンチーノです」

「わぁ〜美味しそう、ありがと」

「ごゆっくりどうぞ〜」


 私は料理をお客様の目の前に置いて「ご注文は以上でよろしいですか?」と聞けば縦に頷いたので伝票を伝票立てに入れると厨房へ下がる。厨房に行けば、終わりってわけじゃない。

 出来上がった注文の料理がどんどん準備ができているためそれをひっきりなしに運んでいく。

 料理を運び注文を受け、の繰り返し。休日のピーク帯だから大変って言う暇もないくらい忙しい。