私は休憩室から出てひとまず厨房に入ると店長に声を掛ける。 「白崎ちゃん、おはよう〜」 「おはようございます」 スタッフのみんなに挨拶をすると早速呼び鈴が鳴ったのでそのテーブルまで急いで向かった。 「お待たせいたしました。お伺いします」 「えーっと、このランチドリアセットを一つと――」 私はハンディターミナルを使いオーダーを押して注文されたメニューを復唱して確認を取ると、オーダーを送信した。 「お待ちください」