年上幼なじみに「好き」って言ったら、溺愛が加速しました。



「結構、空いてるね。あそこ、座ろう」

「うん」


 吏都くんの後を付いて行くと、カウンター席に隣同士に座った。


「朝のカフェもいいでしょ? 学校も近いし」

「うんっ……だけど、何より吏都くんと朝から来れるのすごく嬉しい」


 そう言って注文した抹茶ソイラテにストローをさして口をつけて吸って飲みはじめた。


「ねぇ、悠真。そういう可愛いことは言わないで……朝だし」

「可愛いこと?」


 私は可愛いことなんて言ってないのにそう言われて首を傾けながら問う。