年上幼なじみに「好き」って言ったら、溺愛が加速しました。




 ***


 翌朝になると、昨日たくさん寝たからかスッキリしていた。部屋着から制服に着替えてリビングに行くとお兄ちゃんがもう朝食を作っていた。


「ゆま、おはよう〜体調はもう良いのか?」

「うん。良くなったよ」

「それなら良かったよ。今日はカボチャのポタージュ作ったから早く食べな」


 テーブルには湯気が立つポタージュスープとトーストされた食パンがあった。


「いただきます」


 手を合わせてスプーンを持つとスープをすくい口に入れる。カボチャの甘みが口いっぱいに広がって美味しい。


「お兄ちゃん、すっごく美味しいよっ!」

「そう? 良かった、作った甲斐があったよ」


 スープにパンをつけながら食べると、洗面所に行って歯磨きをすると自分の部屋に行ってカバンを持ってリビングに降りるともうすでに吏都くんがいた。