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「あ、起こしちゃった?」
目が開くと自分の部屋の天井。それに物音がしてそっちを見るとそこには吏都くんがいた。
「吏都くん、仕事は……?」
「もう終わったよ。今来たとこ」
「そっ、か……」
そう言いながら体を起こすと「大丈夫? 起きて」と吏都くんに言われて頷く。
「迷惑かけてごめんね、吏都くん」
「そんなこと良いんだよ。悠真はいつも頑張ってるんだし、体調悪い時は休んで良いんだよ。代わりに来てくれた岩崎さんも、悠真の代わりならって喜んで引き受けてくれたし」
「そうなんだ、岩崎さんが……じゃあ、お礼を言わなきゃ」
「うん、そうだね」
そう言って床に吏都くんが座ると、荷物を持って来てくれたみたいで机近くに置いてあった。そういえば……服って、誰が?



