「お兄ちゃん、早い〜」

「早く入りたいし、俺明日はバイトだから」


 そう言って二人の連絡板に【七時半〜十六時までバイト まさと】とお兄ちゃんはペンで書いた。


「はや! じゃあ、先に入りなよ」

「いや、悠真から入りな。俺は明日の支度しないとだし時間かかる」

「そう? 了解。じゃあお風呂入る支度してくる」


 それだけ言ってリビングを出て自室に行った。カバンを下ろすとすぐにパジャマとかの用意をして脱衣室の棚に置く。
 お風呂が沸くまでに歯磨きとかを済ませて、数分後沸いたことを知らせる音楽が鳴ったためお兄ちゃんに声をかけてから着ている服を脱いで洗濯機に入れると浴室に入った。