年上幼なじみに「好き」って言ったら、溺愛が加速しました。



「お待たせいたしました、トマトソースのモッツァレラピザに海老のオリーブソースにチーズとはちみつです」


 店員さんがテーブルにピザを置くと横に小皿とピザカッターを置いて去っていった。


「どれから食べる? やっぱりモッツァレラ?」

「そーだね。それから食べよう」


 そう言うとピザカッターの近くに座っていた吏都くんがカットしてくれてカットされたものから食べ始める。

 チーズがアツアツでとろとろしていて美味しい。酸味があるトマトと相性バッチリだ。美味しくてぺろっと三枚食べ終わってしまってそれからも追加で四枚ほど頼んだ。

 まぁ、ほとんど二人が食べちゃったけど……


「デザート食べる?」


 そう吏都くんが私に聞いた。だけど私はお腹いっぱいで食べれない。断ろうとしたけどお兄ちゃんに「ここのプリンは絶品なんだよ」と言われて悩む……そんなこと聞いちゃったら食べたくなるじゃんか。


「……食べる」

「よし、じゃ頼む!」