「今日は、十一時からシフトだっけ?」
「うん。十一時から十五時だよ」
食べながらそう答えた私は、念のためスマホでシフトを確認すると数字で十一から十五と書いてあり間違ってなくて安心した。
「そうか。俺は、十四から十七までだから」
「そうなんだ。遅いんだね?」
「あぁ、そうだな」
私は食べ終わって「ごちそうさまでした」と言うと、食器を流しに持っていって洗おうと思ったけどお兄ちゃんが支度してこいと言われて甘えることにした。スマホをポケットに入れてから自室に戻る。
クローゼットを開けると、白のティアードミニワンピにベージュのショーパンをはいた。それに靴下を履いてショルダーバックにスマホと財布を入れて自室を出るとお兄ちゃんに一言だけ言ってから家を出た。