まな板の上に置いたソーセージにフォークで穴を開け、キャベツは食べやすいサイズに切っておく。
 フライパンを中火で温めたらオリーブオイルをひいてソーセージを転がしながらこんがりと焼き、焼き目がついたらキャベツを投入する。キャベツがしんなりとしたら白ビネガーを入れて煮詰め、白ワインを加えて蓋をして弱火で蒸し焼きにする。

(白ワインを入れるだけでも充分美味しい味がするのですが、白ビネガーを入れるとコクが増して美味しいんですよね)
 長年、試行錯誤してドロテアの食事を作ってきただけあってリズの頭の中にはちょい足しすると美味しくなるリストがある。次に作るビーツのマッシュポテトにもそのちょい足しがいかされている。


 よく洗ったビーツを皮付きのまま、たっぷりの水が入った鍋に入れて茹でる。その間にジャガイモの皮を剥いて一口大に切り、たっぷり水が入った鍋に入れて茹でていく。
 ビーツは茹で上がったら火を止めて粗熱を取り、ジャガイモは茹で上がったらボウルに移しておく。粗熱の取れたビーツは皮を剥き、一センチ角に切ったらジャガイモが入ったボウルの中に入れる。

 続いてボウルに塩とバターを加えたらマッシュする。ある程度潰せたら、様子を見ながらミルクを少しずつ加えていく。このミルクを入れることで口当たりの良い滑らかな仕上がりになる。
 そしてここでリズの頭の中にあるちょい足しリストが光る。この滑らかなマッシュポテトにオーブンでローストしておいたナッツを砕き入れると、さらに美味しくなるのだ。