｢…ふふっ、ナナちゃんって本当に可愛い。ありがとう｣
周囲に花が舞う程の美しさを保った彼は、私に感謝の言葉を言うと共に微笑みかけてきて。
(あ、これは完全にノックアウトだ…)
思わずベッドに倒れ込みそうな私を襲ったのは、
｢まあ、僕がアイシャドウなんかよりも好きなのはナナちゃんだけどね。ナナちゃんの代わりなんて必要ないよ｣
日常会話の一環かと疑いたくなる程にさらりと伝えられた、愛の言葉だった。
「ん！？」
今、自分の心臓の鼓動が信じられない程速くなった気がしたのだけれど、気のせいだろうか。
目を最大限まで見開いた私を長いこと眺めていた天使は、ふふっと微笑み。
｢ナナちゃんが好きって言うならこっちのシャドウ使う事にするよ。あっ、ナナちゃんもメイクする？5分で終わるからやってあげる！｣
「あっ、え？…じゃあ、はい」
そのまま、何故か半強制的にメイクを施される事になってしまった。
これ持ってて、と手鏡を渡され、そこに映る私の顔に千晶さんの細い指が触れるのが見える。
「目だけ上向いて。…おっけい、じゃ目閉じて」
至近距離の千晶さんからは柑橘系の良い香りがして、でもそれが柔軟剤なのか香水なのか考える余裕なんてなくて。
(やばい千晶さん可愛い！格好良い！私触られてるどうしよう、)
周囲に花が舞う程の美しさを保った彼は、私に感謝の言葉を言うと共に微笑みかけてきて。
(あ、これは完全にノックアウトだ…)
思わずベッドに倒れ込みそうな私を襲ったのは、
｢まあ、僕がアイシャドウなんかよりも好きなのはナナちゃんだけどね。ナナちゃんの代わりなんて必要ないよ｣
日常会話の一環かと疑いたくなる程にさらりと伝えられた、愛の言葉だった。
「ん！？」
今、自分の心臓の鼓動が信じられない程速くなった気がしたのだけれど、気のせいだろうか。
目を最大限まで見開いた私を長いこと眺めていた天使は、ふふっと微笑み。
｢ナナちゃんが好きって言うならこっちのシャドウ使う事にするよ。あっ、ナナちゃんもメイクする？5分で終わるからやってあげる！｣
「あっ、え？…じゃあ、はい」
そのまま、何故か半強制的にメイクを施される事になってしまった。
これ持ってて、と手鏡を渡され、そこに映る私の顔に千晶さんの細い指が触れるのが見える。
「目だけ上向いて。…おっけい、じゃ目閉じて」
至近距離の千晶さんからは柑橘系の良い香りがして、でもそれが柔軟剤なのか香水なのか考える余裕なんてなくて。
(やばい千晶さん可愛い！格好良い！私触られてるどうしよう、)
