魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 気を取られているうちにその場から逃げ出し、さらにその先でクラゲイノシシと呼ばれる黒い触手を持った魔物(モンスター)に襲われた。

 おかげで盗賊行為を働いた冒険者たちからは逃げきれたけれど、クラゲイノシシに追われたせいで崖から転がり落ち、大怪我を負ってしまったのだ。

 アルトの助けを借りて持っていたポーションを使い、動けるようになってから近くの洞窟に避難した。

 夜を明かすために火を起こし、膝を抱えて溜息を吐いているのが今である。

「十七歳にもなって馬鹿でしょ」

「ぴう」