魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 ただのリネットとして、立派な冒険者兼錬金術師になるのだ!



 やる気充分で旅立った私は、いかに自分が甘かったかを思い知った。

「人間不信になりそう……」

 家を出てから二週間も経っていないのに、世の中の厳しさを叩き込まれて、すっかり意気消沈する。

 まず私は、カーディフ国を出て隣国のラスヘイムへ行こうとした。

 かの国には錬金術師を育てる教育機関があったり、冒険者ギルドと連携を取り、一部の素材を使い放題にできる制度や、条件次第で一定期間、国が錬金術師の生活を保障してくれる制度があるという。つまり、錬金術師にとても優しい国なのである。