魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 正直、自分でもどうやってこんな便利な代物を造れたのか、いまだによくわかっていない。夢中になって『火や氷を使わず温度管理をしたい』『持ち運びしやすくしたい』『必要錬成具の機能をひとつにまとめたい』とわがままを通したらできてしまった。

私はこれを〝リッカ〟と呼んでいる。透き通った見た目が氷みたいだったことと、雪の結晶が六角形で〝六花(りっか)〟という別名がある話を思い出したからだ。ちなみにリッカは私が今までに造った魔道具の中で一番活躍している。

「ふふん、天才錬金術師の歴史的な第一歩になるかもね」

「ぴぷぺぴぺ」

「それ、どういう反応?」