魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 メイドと話す時でさえもそうだったから、自然と私の話し相手はアルトだけになっていた。たまにエミリアは私をからかうためにやってきたけれど。

 そうだ、早くアルトを迎えに行かないと。

好き勝手連れ回すのは、ペット扱いしているようで申し訳ない気持ちもある。でも、だからといってここでお別れになるのは嫌だった。

まだなにか言いたげな両親は振り切って、今度こそ自室へ向かう。

出ていけと言ったのはそっちで、私もわかったと答えたのに、まだ話すことがあるなんてよくわからない人たちである。



自室に飛び込むなり、十年以上の付き合いになるかけがえのない友達を呼ぶ。

「アルト!」

「ぴう?」