さっそく荷造りをしようと、部屋に向かいかけた私の背中に母の声が投げかけられる。
振り返って目が合った瞬間、気まずそうにそらされた。
「だって出て行ってほしいんですよね? 私もここは居心地悪いなって思ってましたし、下手にわがままを言って残るのも、お互いのためにならないじゃないですか。私は自由に錬金術を究める冒険の旅に出ようと思うので、お母様も幸せになってください」
嫌味も皮肉も一切込めていないけれど、果たしてどう思っていることやら。
なんだかおかしくなって笑った時、自分が両親にこんな勢いで話したのは初めてだと気づいた。
私の話は流されるか、無視されるかのどちらか。
振り返って目が合った瞬間、気まずそうにそらされた。
「だって出て行ってほしいんですよね? 私もここは居心地悪いなって思ってましたし、下手にわがままを言って残るのも、お互いのためにならないじゃないですか。私は自由に錬金術を究める冒険の旅に出ようと思うので、お母様も幸せになってください」
嫌味も皮肉も一切込めていないけれど、果たしてどう思っていることやら。
なんだかおかしくなって笑った時、自分が両親にこんな勢いで話したのは初めてだと気づいた。
私の話は流されるか、無視されるかのどちらか。

