魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 てっきり嫌味くらいで終わるかと思いきや、予想外の方向に話が流れる。

「メルヴィル家にお前の居場所はない。魔法師でもなく、錬金術などに惹かれるような異端者は、どこへなりとも行くがいい」

「……ええと。つまり私はこの家を追い出されるということですか?」

「メルヴィルの姓を名乗ることも禁ずる。お前の名は家系から抹消し、最初からエミリアのみであったと後世に伝えよう」

 これは穏やかではない。

 私はどうやら、かつてメルヴィル家から存在を消された師匠と同じ目に遭うようだ。

「じゃあ、今日から私はただのリネットになると……?」