魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 私は彼女に嫌われているけれど、私自身は姉として妹の才能を尊敬しているし、誰からも祝福される幸せなお姫様になってほしいと思っている。

 同時に、愛される彼女のひとかけらでも私に魔力があれば、もう少し楽しい人生を送れたんじゃないかという気にもなった。

 光の粒が人々のもとに届き、ほわっと溶けるように消えていく。

 でもその光は、私だけを素通りしていった。



 社交界デビューしても主役になれなかった私は、『天才の妹に紛れたかわいそうな姉』と陰でこそこそ噂されながら、伯爵家の屋敷に戻った。

 だけど、なぜか玄関ホールで足止めされてしまう。