魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 魔法の適性がない変わり者の私と、魔法師一族に生まれた希代の天才少女と、どちらがより王族へ迎え入れるにふさわしいかなんて、わかりきっている。

「本当は私がオーウェン様を支えられるかどうか、不安でいっぱいです」

 エミリアの声が聞こえて、再度ふたりの姿を見る。

 それと同じタイミングでエミリアも私を見た。

口もとに浮かんだ微笑が嘲笑のように思えたのは、さすがにひねくれすぎかな。

「ですが、私の持つ力もきっとオーウェン様のために生まれたものだと思うから……。これから、この国の皆さんのためにも頑張っていきたいと思います」