魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 私は、真昼間に行われた素敵なパーティーで、社交界へのデビューを果たした。

 普通の貴族令嬢なら一生の思い出に残るであろう今日、勝手に決められていた婚約者から、婚約破棄を告げられるとは思わなかったけれど。

 いや、告げられたというのは間違っている。正確には『婚約をなかったことにされた』だろう。

「エミリアと婚約したのは、彼女がまだ生まれて間もない頃でした」

 元をつけることになった私の婚約者、カーディフ王国のオーウェン王子が、愛情を込めた眼差しで自身の隣に立つエミリアを見つめる。