魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 私の声を聞き分けたのか、謎の生物はかわいらしい声で鳴いた。

 キツネでもウサギでもない鳴き声だから、現代にはいない動物で間違いないのだろう。

「ぴぷぷ」

 また変な声をあげると、その生き物はぴょんと軽やかに作業机にのった。

 そして、私と割れたフラスコを交互に見る。

 なにかを伝えようとしてるみたいだと思った瞬間、私の頭に電流が走った。

「わたし……もしかして、あなたをつくったの?」

「ぴぷー!」

 正解だよ! とでも言いたげに、ぴぷぴぷ鳴きながらぴょんぴょん飛び跳ねている。

 これはかわいい。とてもかわいい。