「ひと言余計ですー」
わざと明るく言って、ずっと私の救いになってくれた部屋をぐるりと見回す。
もしもアルトが、ノインの言うように賢者の石だとしたら。ますますもってここを残しておくわけにはいかない。
師匠の研究を穢されないためにも、私がこの手で終わらせるべきだ。
「……だらだらしてるのもあれだよね。終わらせよう」
ノインはなにか言いたげに口を開いて、結局なにも言わないまま閉じた。私とともに扉の外へ出て、小さな秘密基地を見上げる。
「泣くなよ。慰め方がわからないからな」
「……うん」
言っている内容はひどいのに、声はとても優しい。
わざと明るく言って、ずっと私の救いになってくれた部屋をぐるりと見回す。
もしもアルトが、ノインの言うように賢者の石だとしたら。ますますもってここを残しておくわけにはいかない。
師匠の研究を穢されないためにも、私がこの手で終わらせるべきだ。
「……だらだらしてるのもあれだよね。終わらせよう」
ノインはなにか言いたげに口を開いて、結局なにも言わないまま閉じた。私とともに扉の外へ出て、小さな秘密基地を見上げる。
「泣くなよ。慰め方がわからないからな」
「……うん」
言っている内容はひどいのに、声はとても優しい。

