魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 感情を抑えた声とともに見つめられ、曖昧に笑う。

「なんでわかったの?」

「ここへ来てから、ずっとつらそうな顔をしている」

 そんなにわかりやすく顔に出ていたんだろうか。

 表情を隠したくなってうつむくと、近づいたノインに顎を持ち上げられた。

「ここの持ち主はおまえになったんだろう。だったら、無理に失くさなくてもいいんじゃないのか?」

「覚悟が揺らいじゃいそうだから、それ以上言わないで」

 ノインが眉根を寄せてから口を閉ざす。