魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 お父さんにそんな言い方をしなくても、という気持ちはちょっぴりある。だけどノインにも事情があるから、私がうかつに口を出すわけにはいかなかった。

「たまにはいいじゃないか。お前もときどき城に遊びに来ればいい。俺もリネットにここの案内をしてやりたいしな」

「おまえに任せるくらいなら、僕がやる」

 アベルに対するノインの辛辣さに磨きがかかっている気がする。

「どっちにしろ、そんな日は来ないからな。ここへ来るのは今日が最後だ。──帰るぞ、リネット」

「ノイン、お前にはもう少し話がある」