魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

「そこまでするなら、表向きに罰したのと変わらないような気がしますけど……」

 あの家族にはかなりの痛手になっただろう。主要な領地を奪われたとなったら、ほかの貴族たちだって詮索するはずだ。真実にたどり着く貴族も現れるだろうし、そうでなくてもメルヴィル家にとって、楽しい噂が流れるとはとても思えない。社交界にも居場所がなくなるに違いなかった。

「カーディフ王がかなり立腹でな……。どうもオーウェン王子の優勝も不正だったという話がある。そこにもメルヴィル家がかかわっているそうだ」

「不正にのるような王子の割に、国王はまともなんだな」