魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 レタウ鉱石と接触している場所から、エドルドラゴンのうろこが溶けていく。いや、とろけていくといったほうが雰囲気としては近いかもしれない。

「わわわ、まってまって!」

 思っていた以上に素材同士の結合反応が早い。

 これは錬金術師が使用するフラスコの中でしか起きないもので、うっかりバッグに入れていた素材同士がとんでもない反応をした、という事態にはならない。

 これもガラス製ではない理由のひとつだろう。

 そんなことを呑気に考えている場合ではなかった。

 急いでフラスコを専用の器具に備えつけ、底の部分に炎を発生させる魔道具を置く。