魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

せっせと続けていた作業を終え、丸い水晶フラスコにもうひとつの素材、エドルドラゴンのうろこを入れる。

 素材には生物の身体の一部が多く存在し、中には昆虫の頭や目玉といったものもある。

 前世からあまりそういった生物への嫌悪感がなかったのも大きいのか、私は特に怖がらずに素材と接していた。

 むしろ今は虫を見ると、どういう素材になるか気になってしかたがないくらいだ。

「うわあ!」

 フラスコの中でエドルドラゴンのうろことレタウ鉱石が触れた瞬間、ちりっと音がして火花が散った。