魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 しょうがない、と思いそうになって首を左右に振る。

 なにもしょうがなくない。私がなにをしたって言うの。

 またエミリアによる嫌がらせかもしれないと思いながら、ひとまず素材だけを厳選しようとする。

 だけど私のために用意されたものも、ひどい品質のものばかりだった。粗悪品といってもいい。

見慣れたラッテの葉はどう見ても腐っているし、触るとねばついた液が手につく。ほかに用意された鉱石や木の実も同じ状態だった。不純物の多い鉱石では、安定した錬成ができない。

 ……どうしよう。これでなんの薬を作れって言うの?

 粗悪品だということを除けば、ポーションや各種補助薬を作ることは難しくない。