いつもの不機嫌そうな顔をやめて、兄と同じように愛想のいい笑みを振りまいたら、ノインにだって黄色い歓声が沸くだろう。
そう考えて、なぜか胸がちりっとした。
「やだな、ちやほやされてるノインを見るのは」
「安心しろ。一生見ないから」
前を向いていたノインが、ちらっと私に視線を向ける。
「僕のそばにいる女は、おまえだけで充分だ」
聞き慣れた声がやけに甘く響いた気がして、じわりと頬に熱が集まる。
ノインが私を特別扱いするのは初めてじゃないのに、今の言葉は日頃聞くものと種類が違うように思えた。
胸がどきどきして、ノインの目を見返せない。
そう考えて、なぜか胸がちりっとした。
「やだな、ちやほやされてるノインを見るのは」
「安心しろ。一生見ないから」
前を向いていたノインが、ちらっと私に視線を向ける。
「僕のそばにいる女は、おまえだけで充分だ」
聞き慣れた声がやけに甘く響いた気がして、じわりと頬に熱が集まる。
ノインが私を特別扱いするのは初めてじゃないのに、今の言葉は日頃聞くものと種類が違うように思えた。
胸がどきどきして、ノインの目を見返せない。

