魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 人目があるから、完全に脱ぎはしない。でも、軽く前を広げてくれたおかげで、どんな服を着ているかは確認できた。

 白と金で仕立てられていたアベルとは違い、ノインの正装は黒と銀を基調としている。

 細身なんじゃないかとは思っていたけれど、思っていた以上にすらりとした体型をしていた。ちょっとうらやましくなるぐらい腰が細い。

「普段からそういう格好をしていればいいのに。ちゃんと王子様に見えるよ」

「どんな服を着ていようと僕の勝手だ。だいたい、なにを着ても僕がラスヘイムの王子であることに変わりはないだろう」