魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

「……やめよう」

 ずきずきと刺すような痛みから意識をそらすように、声に出して言う。

「大丈夫。……私にはもう、味方がいるんだから」



 その後、私は錬金術師の一団に分けられ、今日の試合の詳細を聞いた。

 用意された素材を使用し、より評価の高い薬を作った者が勝ちだという。

 使う錬成具はみんな同じで、時間制限もある。

 もしも評価が割れた場合は、王族の判断を仰ぐそうだ。

 ちなみにこの時に知ったけれど、剣士の優勝候補はなんとオーウェン王子だという。道理で彼が王族の席にいなかったわけだ。出場者ならしょうがない。