魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 考えたくはないけれど、彼女が昨夜の事件にかかわっているのだろうか。だって、そうじゃなかったら誰も知らないはずの事件について、話せるはずがない。

 命を奪いたいと思うほど、私は妹に嫌われていたようだ。

 もしかしたらエミリアだけが関わっているわけじゃないのかも。彼女ひとりで怪しげな男たちを雇えたとは、ちょっと思いづらい。

 だとしたら、考えられるのは両親だ。

 疑いたくはないのに、あの両親ならばエミリアの話を聞いて、私を排除しようと思ってもおかしくないと納得してしまった。

 家族に見捨てられてから、彼らに対する気持ちはとっくに消えたと思っていたのに、まだこんなにも胸が痛い。