魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 同時に、アルトについての噂を流したのがエミリアなんじゃないかという疑惑も、思い出してしまった。

「アルトならここにはいないよ。……預かってもらってる」

 今朝、ここへ来る前にノインにお願いしておいたのだ。

 彼なら誰よりも信頼できるし、王族としての警備も厚い場所にいるだろうから、アルトも安全だろうと。

 そういえば、と昨夜の出来事を振り返る。

 私を助けてくれた時の閃光について、どんな魔道具を使ったのかノインに聞いていなかった。

「ふうん? あいつがいなかったらなんにもできないくせに。恥をかく前に辞退したほうがいいんじゃない?」