魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

「当たり前でしょ。メルヴィル家の血を引く人間が、魔法師として国の代表にならないとでも思ったの?」

 辛辣な言い方はノインも同じだけど、エミリアの言葉には温度がない。

 本当に私を嫌っていて、言葉を交わすのも嫌なのだというのが痛いほど伝わる。

 せっかく会えたのなら家のことや、家族のことを聞いてみたい。でもきっと、家を追い出された私には関係ないと拒まれる気がした。

「すごいね。エミリアなら大丈夫だと思うけど、頑張って」

「あのネズミはいないの?」

 エミリアは私の話を遮るように言った。

 なんの話かと一瞬訝しんでから、アルトのことだと理解する。