魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 私は普段、ほとんどノインとしか接していない。こんな大人数の場にやってきたのは本当に久しぶりで、ちょっと落ち着かなかった。

 どこにいればいいんだろう?

 悩んだ末に天幕の端に寄ろうとして、少し離れた場所にいた女性と目が合った。

 彼女が誰なのかを理解するまで数秒。

そこにいたのは私の妹、エミリアだった。

「エミリアも参加するの?」

 彼女に嫌われていることも頭から吹き飛び、つい話しかけてしまう。

 知らない人ばかりいる中で、知った顔がいると相手が誰であっても気が緩むらしい。それは私だけで、エミリアは違うようだけど。