魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 なにが悪かったかはさておき、これはとんでもないことだ。

「そんなに変なことを言ったかな……。別にノインはなにも悪くないよ」

「試合に出場するなら、もう寝たほうがいいんじゃないのか。僕はソファを使うから、ベッドはおまえが使え」

 明らかに話をそらされて、ますます気になってしまった。

 だけどノインの言う通りだったから、今日はもう寝ることにする。

「ノインもベッドを使えばいいでしょ。あんなに広いベッドなら、アベルがいたとしても一緒に寝られるよ。真ん中にクッションでも置けばいいだろうし──ノイン?」

 頭を抱えたノインが大きなため息をついた。

「……僕も男だぞ」