魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 字が汚いのはもうしょうがないとして、絵が天才的にうまかったことが私にとって幸いした。

 今はもう、この家にある図録のすべてを解読し、内容を頭に叩き込んである。

 前世の記憶を取り戻した今なら、テスト勉強に明け暮れていた女子高生の本気の暗記力を発揮できるかもしれない。

「レタウこうせきは、はがしてからつかうこと……」

 レタウ鉱石とは、複数の薄い結晶が複数集まってひとつの結晶になった鉱石を言う。

 私としては雲母よりミルフィーユのほうが、身近なもののイメージとして近い。