恐怖や戸惑いが引いて落ち着くと、今度はふつふつと怒りが湧き上がった。
「こんなことをしなきゃいけないくらい、私を怖がってるんでしょ? いっそみんなが見ている場所で、思いっきり叩きのめしてやりたくならない? 卑怯な真似で勝とうとするような錬金術師には負けたくないよ」
「馬鹿なことを言うな。危ないとわかっていて乗り込む奴がいるか」
「だって悔しいんだもの。アルトにも怖い思いをさせて、ふざけるなって直接言わなきゃ収まらないよ」
「錬金術より先に、引き際を教えるべきだったな」
ノインは呆れたように言って自身の額を手で押さえた。
「……本気か?」
「本気。今、すごく怒ってるから」
「こんなことをしなきゃいけないくらい、私を怖がってるんでしょ? いっそみんなが見ている場所で、思いっきり叩きのめしてやりたくならない? 卑怯な真似で勝とうとするような錬金術師には負けたくないよ」
「馬鹿なことを言うな。危ないとわかっていて乗り込む奴がいるか」
「だって悔しいんだもの。アルトにも怖い思いをさせて、ふざけるなって直接言わなきゃ収まらないよ」
「錬金術より先に、引き際を教えるべきだったな」
ノインは呆れたように言って自身の額を手で押さえた。
「……本気か?」
「本気。今、すごく怒ってるから」

