魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 理解できず、問い詰めるような口調になってしまう。

 私の戸惑いを察したのか、ノインは私を落ち着かせるように手を握る力を強めた。

「国王かどうかまで僕にわかるものか。だが、ふたつの国の優れた人間を披露する場だろう? 自国に華を持たせたいと思っても、おかしくないじゃないか」

「そんなこと……するわけないよ。自分の故郷の人が、そんな考え方をするなんて思いたくない」

「別にカーディフに限った話じゃない。ラスヘイムだって同じだ」

「あなたたちはやらないでしょ?」

「僕らがそう思っていなくても、嫌な方向に気を利かせる人間はいるものだ。愛国心が強い者はどこの国にもいる」