魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

 また違う世界に生まれ変われるのかな? それとも、ここで終わり? 次の私は自分をリネットだったって思い出せる?

 まだ賢者の石のレシピを見つけられていないのに。アベルとももっとおしゃべりしたかったし、ノインから学びたいこともたくさんある。

 死にたくない。こんなところで、死にたくない──。

「リネット!!」

 目を閉じようとした瞬間、稲妻型の閃光が男の身体を貫いた。

 剣は私を避けて目の前に突き刺さり、男はうめき声ひとつあげずに地面に倒れ伏す。

 息をしていないのは明らかだった。だって、身体に大きな穴が空いている。

「大丈夫か!?」