胸の内を吐き出した私に、アルトが嫌そうな鳴き声をあげる。
「弱気になるなって? いいでしょ、アルトの前でくらい」
「ぴぴぷぴ」
「お説教してるつもり? そっちがそのつもりなら、もう今日のおやつはなしだからね」
「ぷぺ」
抗議するように指を甘噛みされる。
くすぐったさに笑いながら、アベルにわけてもらった干しブドウを出そうとした時だった。
「〝星の錬金術師〟の部屋はどこだ?」
廊下のほうから、なにやら穏やかではない男の声がする。
星の称号を与えられたのは私だけで、ほかにはいないはずだ。つまり私を探しているのだろうけれど、嫌な予感がする。
「アルト、カバンに入って」
「弱気になるなって? いいでしょ、アルトの前でくらい」
「ぴぴぷぴ」
「お説教してるつもり? そっちがそのつもりなら、もう今日のおやつはなしだからね」
「ぷぺ」
抗議するように指を甘噛みされる。
くすぐったさに笑いながら、アベルにわけてもらった干しブドウを出そうとした時だった。
「〝星の錬金術師〟の部屋はどこだ?」
廊下のほうから、なにやら穏やかではない男の声がする。
星の称号を与えられたのは私だけで、ほかにはいないはずだ。つまり私を探しているのだろうけれど、嫌な予感がする。
「アルト、カバンに入って」

