魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

「当たり前だ。誰でも受け入れていたら、僕の塔が他人だらけになる」

「嘘でもいいから、才能がなくても受け入れてたよーって言ってほしかったな」

「才能も個性だろう。少し嫌なことがあったくらいで自分を否定するな。誰が認めなくても、僕がおまえを認めているんだ」

 なぜかノインは少し怒っているように見えた。

 身体を起こすと、頬をぎゅっと引っ張られる。

「おまえを出来損ないだと思ったことは一度もない」

「ふぇ」

 ノインにつねられている場所がじんじんして、ちょっと痛い。

 アルトが落ち着かない様子でうろうろしていた。でも、ノインを止める様子はない。