魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

「今日までご苦労だった。成果のほうはどうだ?」

 前回と同じ部屋に案内され、陛下に薬を差し出す。

「こちらになります」

 本当は、功労者のノインも一緒に来るべきだと言ったのだ。

 でも彼は城に行きたくないらしく、私だけで行ってこいと送り出した。

 母親のために錬金術に勤しんでいたと知られるのが、嫌なのかもしれない。ノインならありえる。

「これは、どういう薬ですか?」

 陛下から薬を受け取った王妃殿下が、不思議そうに小瓶を揺らした。

 中にはほんのり赤い、半透明に濁った液体が入っている。