魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

「ある程度はメイドにやらせているが、そんなに難しいことでもないだろう。城を出たら自分のことは自分でやらなければならないしな」

 たしかに彼には冒険者としての一面もあることを考えると、納得がいった。

「アベルをおまえと一緒にするなよ」

 鼻で笑う声とともに、ノインが私に言う。

「料理ならできるようになったでしょ」

 嫌味だと気づいてすぐに反論すると、また笑われた。

「できて当然だ。ここに来て半年以上経つのに、改善されないほうがどうかしている」

「そう言うならノインが自分でやればいいのに」

「ここに住む代わりにと、おまえのほうから願い出たんじゃなかったか?」