たぶん、ノインは心から『完成させるのは自分じゃなくてもいい』と思っている。
個人的に、彼のこういう割り切り方は嫌いじゃなかった。兄のためなら自分すら切り捨てられるノインの、本質を表している気がして。
「ノインも協力してくれたらうれしいんだけど……」
「僕の手が必要なら、回りくどい言い方をせず手伝えと言えばいいだろう」
「じゃあ、手伝って」
「手が空いている時だけだ。おまえの依頼なんだから、僕を頼るなよ」
手伝えと言わせたのはノインなのに、相変わらず素っ気ない。
だけど私は、彼が寝る間も惜しんで協力してくれるのを知っていた。
個人的に、彼のこういう割り切り方は嫌いじゃなかった。兄のためなら自分すら切り捨てられるノインの、本質を表している気がして。
「ノインも協力してくれたらうれしいんだけど……」
「僕の手が必要なら、回りくどい言い方をせず手伝えと言えばいいだろう」
「じゃあ、手伝って」
「手が空いている時だけだ。おまえの依頼なんだから、僕を頼るなよ」
手伝えと言わせたのはノインなのに、相変わらず素っ気ない。
だけど私は、彼が寝る間も惜しんで協力してくれるのを知っていた。

