魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました

「お母さんの病気について、知ってたの?」

「そうだな」

 ずいぶん素っ気ない態度だ。やっぱり昔、必要ない第二王子だという扱いを受けたことが原因かと思うも、はっと気づく。

 私が塔に来てから、ノインはずっとポーションの研究ばかりしている。

 もしもそれが、自身の母親の病を改善させるためだとしたら。

 ノインなら、充分ありえる話だった。

 もしかしてという気持ちは抑えて、さりげなく質問してみる。

「期限はひと月だって。ゼロから作るにはちょっと短すぎると思うんだけど、原型になる薬ってあるかな?」

「僕のレシピで構わないなら、ある」